Rice work? Life work? Light work!

「髙倉さんて、オシャレだね」といってもらえることがよくあります。
たしかに、28歳のときアパレルで創業したくらい、僕はファッションが好きです。
オシャレは人間の条件といっても過言ではないと思っています。
しかし、ここまで生きてきてみて、オシャレの大前提は服や小物ではなく「体」だと悟りました。


いくらファッションにお金をかけても、体がダレていると全然オシャレに見えません。
スタイルがよくないとだめ、といっているわけではないんですよ。
親からもらった骨格はある意味運命です。
でも、そこにつける筋肉と適度の脂肪、普段の姿勢や所作、表情、髪型、肌の様子は自分の精進次第。
つまり各所をどれだけケアしているかが、トータルとしての「体」にすべて表れます。


トム・クルーズは身長170センチでアメリカ人としては小柄ですが、60歳を過ぎてもあのかっこよさを保っています。
スターだからかっこいいわけではなく、たゆまぬ努力で己を磨き上げているからかっこいいのです。
俺たちは日本人だから胴長短足、かっこわるくてもしょうがない、なんて言い訳は彼の前では通用しないでしょう。


株式会社店舗ドックの社長としては体のケアの上にメンテナンスも加えて欲しいと思います。
定期的に健康診断や人間ドックを受ける、整体やマッサージに通う、トレーナーの指導のもとで運動するなど、いずれもプロフェッショナルの客観的視点や技術を借りてコンディションを整えるメンテナンスです。
メンテナンスされた状態を維持するためのケアを励行し、次のメンテナンスに備えるという繰り返しが大切になります。


体調が悪くなったらお医者さんにいく、という対症療法のみの時代はもう遠く過ぎ去りました。
人間も緊急メンテナンスだけでは健康寿命が縮むばかりです。
店舗の予防メンテナンス「店舗ドック」をお客様に提供する株式会社店舗ドックといたしましては、まず自分たちの予防メンテナンスを徹底して、中身も見た目もかっこよく維持していくことをここに誓います。


仕事を表現するのに、ライスワークとライフワークという言葉があります。
ライスワークすなわち食べるための仕事、ライフワークすなわち人生を懸ける仕事。
ライスワークは重要ですよね。
僕たちはみな食べるために働いている。
家族がいれば家族を食べさせためにも働きます。


しかし、いまの日本で、食べるためだけに働かなくてはならないという状況はまずないといっていいでしょう。
食べるためだけ、でないとしたらなんのために働くのか。
そこで僕たちはライフワークについて考えはじめます。


「あなたのライフワークはなんですか」はインタビュアーの定番の質問の一つ。
経営者なら誰でも一度や二度は聞かれたことがあるでしょう。
僕も考えました。
僕のライフワークはなんだろう、と。


「快適の創造」という答えは容易に出てきました。
祖父からもらった快適を知る感覚と価値観。
快適をお客様と自分との間に現出させることが僕のライフワークなのだ。
この答えはいまも変わりません。


ただ、10年と少し前に、天から僕にミッションが降ってきて、仕事における次元が一つ上がりました。
それは「看板業界を安全第一の業界にする」というものでした。
そして「看板で悲しむ人や苦しむ人をゼロにする」という決意が生まれました。
そのときから僕の仕事はライスワークを超え、ライフワークさえも超えて、ライトワークとなったのです。


ライトワークとは光の仕事、世の中に光をもたらす仕事です。
闇のなかに一条の光が差し込んだとき、もうそこは闇ではありません。
看板業界を安全第一の業界にするというミッションに邁進するうち、光はしだいに幅を広げます。
僕たちは、看板を掲げる店舗自体の健康寿命を延ばすことができる会社になっていました。


株式会社店舗ドックはいま上場を目指しています。
創業28年ですから遅咲きといえるのですが、だからこそ真剣に懸命に取り組んでいます。
そんな場で出会うスタートアップ企業の若い経営者たちと、どうも話が合わず居心地がよくありません。


話というより熱量が合わないのでしょうか。
僕から見たら、彼らには「なぜそれをやるのか」が欠けているようなのです。
競争優位性は気にしているけれど、そこに命を燃やす理由が見えない。
青年よ、大志を抱かないのか、と聞きたくなります。


いっぽう、僕以上の世代の経営者や職人さんは燃え尽きてしまっている人がほとんどで、彼らと話すのも居心地が悪く感じます。
おじさんよ、もうなにも抱かないのか。
それだけの経験や実績を業界に残していきたくないか、若い人たちに伝えたいと思わないか。


おじさんたちは燃え尽き、若い人には燃えるものがない。
いまはそんな寂しい時代なのでしょうか。
せめて僕たち株式会社店舗ドックからは、世界に向けて、熱のこもった光を発していきたいと思います。
僕自身のライトワークをそこに重ねて。


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髙倉 博

株式会社店舗ドック代表取締役

1970年、東京都世田谷区生まれ。
大学進学に失敗し簿記の専門学校へ進んだ経験が、「大卒者には負けない」という原動力となる。

卒業後、父親の会社で「自分が脇役の人生になってしまう」と焦りを感じて起業。
創業7年目の34歳で看板用LED事業で成功を掴むが、取引先の倒産などが重なり、36歳で1億円の借金を抱える。

最愛の母の死をきっかけに人生を見つめ直し、コンサルタント長山宏氏との出会いを経て再起。
「不安や不便を見つけ、クリエイティブに解決する」(快適の創造)というミッションを見出し、大手企業向けの看板業務代行に注力して評判を得る。

しかし42歳の時、社内クーデターを機に自暴自棄となり酩酊し、社員旅行の宿泊先の窓から飛び降りるも、標識に衝突し奇跡的に命拾いする。
自分を見つめ直し「看板で悲しむ人をゼロにする」という使命を確信し、「看板ドック」事業に邁進。

多くの顧客に支持され、2025年10月1日には、27年間続いた社名を「株式会社店舗ドック」に変更し、業界の更なる変革を目指している。


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