株式会社店舗ドックの4つの鉄則(上) 挨拶と返事

1月に連載した「僕が株式会社店舗ドックの社員に求めるもの」はいかがでしたでしょうか。僕の考えかたの芯の部分を知っていただけたのではないかと思います。
あれらとは別に、もう10年近く前から社内に掲げている「4つの鉄則」というものがあります。


昨年10月1日に社名を変更して、おかげさまでお客様方にも認知していただけていますが、この「4つの鉄則」は変わっていません。
今回と次回のブログでは、「株式会社店舗ドック4つの鉄則」として書いていきたいと思います。


「株式会社店舗ドック4つの鉄則」とは、

1.    挨拶
2.    返事
3.    時間厳守
4.    身だしなみ

です。
なーんだ、そんなこと、と思った人は手を挙げましょう。
当たり前じゃないか、中学の教室の壁にも貼ってあったよ、なんていいたくなりませんでしたか。


そうなんです。
僕にも学生時代に見覚えがあった4つです。
社会人である社員に向けて鉄則として掲げるようなレベルのものなのでしょうか。
ここはいわせていただきます。
株式会社店舗ドックの社員たち、4つともほぼできていません。


朝、出社してきたとき、僕がいる部屋まできて「おはようございます」という社員は、全員ではありません。
ドアを開けて顔を見せて「おはようございます」、10秒くらいの手間ですよね。
これができないわけです。
仕事ができても挨拶ができないと、僕のなかでは「仕事ができる」には入りません。
「挨拶ができる」は「仕事ができる」より手前にあるのです。


社員の側から見ると、挨拶ができないと損をする、イコール挨拶ができると得をする、です。
朝は「おはようございます」、帰るときには「おつかれさまでした」とか「お先に失礼します」ですね。
朝10秒、帰り10秒の挨拶で得をするのですから、これをしないという選択肢はありませんよね。


僕が三代目団長を務める銀座男声合唱団でも、挨拶ができると評価されて得をします。
「女は愛嬌」といいますが僕にいわせれば「男も愛嬌」です。
僕は入団当時から団長、副団長はもちろんのこと、指揮者や伴奏者の方々、メンバー全員に挨拶することを意識していました。
それを見ていてくださった方がいらしたから、僕は団長に任命されたのだといっても過言ではありません。


挨拶されて嫌な気分になる人は、まあ、いないでしょう。
あなたの存在を認めています、あなたに心を開いています、というサインだからです。
僕は団長の立場になっても自分から挨拶しますし、縁活倶楽部では会長ですが、やはり自分から挨拶し、なにか一言声を掛けています。
「ちょっと痩せた?いい感じじゃない?」「そのジャケット似合ってるね」というふうに。
相手の存在を受け取ったことを言葉に変えて返しているのです。


返事をすることも基本、挨拶と同じです。
日常生活で誰かになにか話しかけたけど、相手が無言だったらどんな気持ちがするでしょう。
無視された、とか、機嫌が悪いのかな、とか、自分がなにか気に障ることをしたのだろうか、とか、いずれにしてもネガティブな感情が湧いてきませんか。


返事の最短は「はい」です。
挨拶の10秒どころが、0.3秒でできます。
これをする手間と、しないでする損とを比べてみてください。


「いや、口頭なら0.3秒だけど、LINEやメールの返事には数分以上時間がかかるじゃないですか。忙しいときに即レスなんかできませんよ」
お言葉ですが、忙しいのは君だけですか。
LINEやメールをくれた相手も忙しいなかで君に連絡をしているのです。
ともだちや彼女ではなく、仕事仲間やお客様に対して「忙しいから返事ができない」は言い訳にならないと僕は思います。


「忙しいから」の理由が一般的になっているとすると、お客様のほうでもメールの返事で待たされることが普通になっているかもしれません。
そこへ自分がすぐにお返事をしたら、評価がプラスになると思いませんか。
「いま忙しいから落ち着いたら返事をしよう」と自分のなかだけで思うのではなく、「拝読しました。落ち着きましたら改めてお返事します」だけでも即答しておく。
これで印象は180度変わります。


コミュニケーションにおいて、スピード感というのは心地よいものです。
打てば響く、ツーといえばカー。
相手に心地よさを与えるということは、相手との関係の上に快適を創造するということです。
顔を合わせたら自分から挨拶するのはサーブ。
話しかけられたら、連絡をもらったら、返事をするのはレシーブ。
全方向で心地よいラリーを続けてください。


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髙倉 博

株式会社店舗ドック代表取締役

1970年、東京都世田谷区生まれ。
大学進学に失敗し簿記の専門学校へ進んだ経験が、「大卒者には負けない」という原動力となる。

卒業後、父親の会社で「自分が脇役の人生になってしまう」と焦りを感じて起業。
創業7年目の34歳で看板用LED事業で成功を掴むが、取引先の倒産などが重なり、36歳で1億円の借金を抱える。

最愛の母の死をきっかけに人生を見つめ直し、コンサルタント長山宏氏との出会いを経て再起。
「不安や不便を見つけ、クリエイティブに解決する」(快適の創造)というミッションを見出し、大手企業向けの看板業務代行に注力して評判を得る。

しかし42歳の時、社内クーデターを機に自暴自棄となり酩酊し、社員旅行の宿泊先の窓から飛び降りるも、標識に衝突し奇跡的に命拾いする。
自分を見つめ直し「看板で悲しむ人をゼロにする」という使命を確信し、「看板ドック」事業に邁進。

多くの顧客に支持され、2025年10月1日には、27年間続いた社名を「株式会社店舗ドック」に変更し、業界の更なる変革を目指している。


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