ブルーカラーに選ばれる会社が、これから強くなる

先日、大分で業界関係者と会食する機会をいただいた。


豊後の鯵の姿造り。
目の前に運ばれてきた瞬間、思わず息を呑んだ。
職人の手仕事が、皿の上に宿っていた。

食べながら、話を聞いていて、改めて確信したことがある。

経験者と未経験者の、埋められない差

看板ドックを実際にやった職人と、話を聞いただけの人では、仕事としての良さの伝わり方が全然違う。

経験者は、迷わずドックを選ぶ。
未経験者には、どれだけ説明しても伝わりきらない。

体で知っているかどうかの差だ。

看板業界の経営者は、ものづくりへの拘りが強い。
新しい看板を作ることに喜びを感じる。
それは職人魂として、尊いことだと思っている。

でも職人は違う。
安定して働けること。継続的に仕事があること。
そこに価値を感じる。

そして実は、経営的にも看板ドックは安定する。
経営者こそ、知るべき事実だ。

AIが来ても、職人の価値は上がる

今、経営環境が大きく変わっている。

AIが誕生し、ホワイトカラーの仕事が置き換わり始めた。
建設設備費が高騰し、新設工事の発注が難しくなった。
人手不足が加速し、現場を動かせる人間が足りなくなった。

この3つが重なった時代に、本当に価値が上がるのは誰か。

現場を動かせる職人だ。

ホワイトカラーの仕事はAIに奪われる。
でも職人の手仕事は、AIには奪えない。
現場の判断・体の感覚・経験から来る直感——それは人間にしかできない。

ブルーカラーに選ばれる会社が強くなる

これからの経営者に問いたいことがある。

あなたの会社は、職人に選ばれているか。

「この会社で働きたい」と職人に思ってもらえるか。
安定した仕事を提供できるか。
現場の価値を、ちゃんと認めているか。

ブルーカラーに選ばれる会社が、これから強くなる。
それが29年、現場と向き合ってきた僕の確信だ。

世間はまだ、ブルーカラーの価値を軽く見ている。
でも時代は、確実に変わり始めている。

店舗ドックが目指すのは、職人が誇りを持って働ける仕組みだ。
現場を動かせる人間が経営の根幹になる会社を、僕は作りたい。


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髙倉 博

株式会社店舗ドック代表取締役

1970年、東京都世田谷区生まれ。
大学進学に失敗し簿記の専門学校へ進んだ経験が、「大卒者には負けない」という原動力となる。

卒業後、父親の会社で「自分が脇役の人生になってしまう」と焦りを感じて起業。
創業7年目の34歳で看板用LED事業で成功を掴むが、取引先の倒産などが重なり、36歳で1億円の借金を抱える。

最愛の母の死をきっかけに人生を見つめ直し、コンサルタント長山宏氏との出会いを経て再起。
「不安や不便を見つけ、クリエイティブに解決する」(快適の創造)というミッションを見出し、大手企業向けの看板業務代行に注力して評判を得る。

しかし42歳の時、社内クーデターを機に自暴自棄となり酩酊し、社員旅行の宿泊先の窓から飛び降りるも、標識に衝突し奇跡的に命拾いする。
自分を見つめ直し「看板で悲しむ人をゼロにする」という使命を確信し、「看板ドック」事業に邁進。

多くの顧客に支持され、2025年10月1日には、27年間続いた社名を「株式会社店舗ドック」に変更し、業界の更なる変革を目指している。


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