MEDIAメディア掲載

『イノベーションズアイ』に掲載されました

  • 媒体名:イノベーションズアイ BtoBビジネスメディア
  • コーナー名:コラム「微分・積分・思う存分」
  • 記事タイトル:第8回 「利他の志」で新たな快適創造 レガーロが店舗ドックに
  • 掲載年月日:2025年9月22日

掲載内容 ※要約

利他の志で広がる「店舗ドック」構想 ― レガーロの挑戦

看板の劣化診断や補修を通じて顧客の安全と安心を支えてきたレガーロは、2017年に「看板ドック」事業を立ち上げた。
従来の「壊れてから直す」事後対応ではなく、「壊れる前に診る」という予防保全型の仕組みを導入し、看板事故や劣化トラブルを未然に防ぐという新しい価値を提案してきた。
創業者・高倉博氏の根底にあるのは「利他の志」。
自らを黒子に徹し、相手の幸福を第一に考える姿勢こそが、同社の成長を支えてきた信念である。

この理念をより広い領域で生かすため、レガーロは2025年10月に社名を「店舗ドック」に変更し、看板のみならず店舗全体を包括的に診断・管理する新事業を始動する。
対象は電気・配管・空調・内装など多岐にわたり、店舗の“健康状態”を総合的に点検・維持する仕組みだ。
これにより、店舗運営者は設備のトラブル対応や管理の手間から解放され、本業に集中できるようになる。
高倉氏は「お客様の繁盛が私たちの繁盛」と語り、顧客と共に成長する関係を重視している。

また同社は、顧客・専門家・人材をつなぐ「生け簀」構想を展開中だ。
看板ドックで築いた顧客基盤に、建築・設備・見積りなどの専門家や、理念に共感する人材を加え、三つの“生け簀”が相互に支え合うネットワークを構築する。この仕組みにより、理念に共鳴する人々が自然に集まり、利他の精神を共有する強固なチームが形成されている。

現在、店舗ドック導入を検討する企業は着実に増加しており、市場規模は看板ドックの数百億円を大きく超えるポテンシャルがあると見込まれる。
レガーロは将来的に海外展開やIPOも視野に入れながら、「利他の志」を軸に新たな快適価値を創造する企業としての飛躍を目指している。


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