『毎日新聞』に掲載されました
- 媒体名:毎日新聞
- 記事タイトル:看板を診る / 老朽度を数値化 点検ドック
- 掲載年月日:2022年12月16日
掲載内容 ※要約
「8年前の札幌・落下を繰り返させない」超音波で老朽化を数値化する「看板ドック」
株式会社レガーロは、悲惨な看板落下事故の再発を防ぐため、「看板ドック」を開発・提供しています。
同社がこの事業に参入したきっかけは、2015年に札幌市で発生した看板落下事故でした。
当時、重さ約25キロの看板の一部が落下し、通行中の女性が重傷を負うという重大事故が発生。
この事故を受け、髙倉博代表取締役は「看板で悲しむ人をゼロにしたい」という強い決意を抱き、「安全を担うインフラ産業」としての責任を果たすべく開発に奔走しました。
当時の点検は「目視・打診」などの職人の経験や勘に頼る方法が原則とされ、客観的な根拠がないため、点検後も事故が起きるという課題がありました。
この課題を解決するため、レガーロは東洋大学建築工学部と共同で独自の安全基準を策定。
鉄道会社OBのノウハウも取り入れ、国土交通省NETIS登録機器である超音波検査機器を活用し、劣化状況を数値化しました。
さらに模擬検査を繰り返し、データを収集しました。
2018年に「看板ドック」サービスを開始して以来、需要は急速に高まり、開始から2年で全国約300件の点検依頼を受注。
今後も事故リスクが高まる中で、レガーロは「看板で悲しむ人をゼロにしたい」と意気込んでいます。