『Yahoo!ニュース』で配信されました
- 媒体名:Yahoo!ニュース(日刊ゲンダイ DIGITAL)
- コーナー名:経済
- 記事タイトル:看板“診察”ビジネス誕生のきっかけは札幌での落下事故…経営者の思いと普及までの苦悩
- 配信日:2022年11月13日
掲載内容 ※要約
看板をインフラとして守る。検査から補修まで一貫した革新的ビジネスモデル
株式会社レガーロの髙倉博社長は、2015年に札幌で起きた看板落下事故を教訓に、看板業界の安全性の低さを痛感し、新サービス「看板ドック」を立ち上げました。
従来の点検が目視中心で曖昧だった状況に対し、同社は東洋大学理工学部と共同で安全基準を策定。超音波などの非破壊検査を用い、看板の安全性を数値化し、診断カルテとして客観的に報告します。
このビジネスモデルの核は、検査が補修・延命工事の受注に繋がる点にあります。
安全性に問題があれば、補修・延命というコストダウンに繋がる方法も提案。
補修技術が同社の専売特許であるため、検査が新たな仕事を生む仕組みとなっています。
このビジネスは、コロナ禍以降の店舗の再利用ニーズの高まりを受け、需要が拡大。
売り上げは年間1000万円から倍増し、来年度は1億円を見込むまでに成長しました。
同社は現在、全国の提携企業とのネットワークを強みに、全国の多店舗チェーンを主要顧客として、「店舗ドック」としてメンテナンスを丸ごと請け負う展開を目指しています。