COLUMNコラム

『月間高倉』2025年12月号

「店舗ドック」の発表から1年が経とうとしています。
10月1日には社名も「株式会社 店舗ドック」と改めました。
いまだ3か月めですが、ひとえにお客様方のお陰様により、異次元のスピードで拡大させていただいております。
心より感謝いたします。
2025年最後のお届けとなる今回の『月刊髙倉』では、「店舗ドック」が目指すものについて、詳しくお伝えしたいと思います。


「看板屋だった髙倉がこのたびメンテナンスを始めました」と私がいったとき、おそらくたいていの方が、
「メンテナンスの会社ってたくさんあるけれど、他とどこが違うの」
「高倉の会社では何ができるの」
と疑問を持たれることと思います。


株式会社店舗ドックのメンテナンスが他社のメンテナンスと違うところは次の2点です。まず一つめ。
わが社は、予防メンテナンスを専業でやっています。
業界には緊急メンテナンスの会社がほとんどで、予防メンテナンスの会社は株式会社店舗ドック以外ほぼ存在していません。
緊急メンテナンスの会社にはテレビCMを打つような大きな会社があり、新規も緊急メンテナンスの会社として参入していきます。


本メルマガでもこれまでにお伝えしてきたように、不具合が生じてから緊急メンテナンスをするよりも、予防メンテナンスをして不具合を未然に防ぐほうが、コストが抑えられますし、お店の営業にも差し支えることがありません。
私たちが人間ドックに入って精密な検査をすることで、未病のうちに不調に対処し、健康寿命を長らえるように、店舗も店舗ドックに入って定期的な検査をし、予防メンテナンスを施すことで健康寿命を延ばせます。
「店舗ドック」は店舗のメンテナンスそのものを根本的に変えるサービスなのです。


「店舗ドック」の他社のメンテナンスにない特長の二つめは、独立系であることです。
たとえば空調設備では、メーカーサイドで予防メンテナンスしているところがあります。
ある店舗がA社の機器だけで統一できているならばA社の予防メンテナンスを受けていればよいのですが、実際のお店では複数社の機器が混在していることがよくあります。
店舗全体の空調機器の予防メンテナンスのためには、A社もB社もC社も呼ばなくてはならないとなると、またコストが上がってしまうでしょう。


株式会社店舗ドックは独立系のメンテナンス会社なので、どの会社の機器にも対応できる空調の専門家をお客様の店舗に派遣します。
検査データもカルテとして一括管理しますから、どの機器にいつどんなメンテナンスをすればよいかが一目瞭然です。


そして、独立系だからこそ、空調の不具合で出張しても空調だけ見てくることはしません。
吸排気や電気系統を調べ。あらゆる原因を追及します。
また空調設備を見る際に、結露や分電盤の様子の確認もできます。
原因究明の視野が広いこと、近接した箇所や同系統の箇所の状況を見てこられること。
「店舗ドック」には複合的なメリットがあります。
独立系のメンテナンスを行う「店舗ドック」の導入によって、お客様の店舗の管理にまつわるストレスは大幅にカットされるでしょう。


看板屋時代から私は「任せて安心」を標榜していました。
私がお客様の立場なら「ここに任せたい」と思えるような会社になろう、と精進してきたのです。
いま株式会社店舗ドックとして、お客様にお任せいただくものが看板から店舗全体へと拡大したことに、大きな責任と誇りを感じています。


株式会社店舗ドックが独立系だといいきれる理由は、私が会長を務める建築関係企業を中心とした交流会の「縁活倶楽部」にあります。
当会には現在50社100人の会員がおります。
照明、厨房、空調、配管、電気、屋根、看板など、店舗の設備それぞれに関わる専門家を抱える組織です。


「店舗ドック」を人間ドックにたとえるならば、実施する大病院に100人の専門医がいて、受診者の検査結果が出るのを待っている、というところでしょうか。
この病院の専門医たちはカルテによるデータを共有していますから、相互の連携も密に取れます。
受診者すなわちお客様の店舗は、もはや自分の健康に関してなんの心配もなく、日々の仕事に打ち込めます。


もちろん、緊急メンテナンスの重要性は私たちも十分理解しています。
病院にERが不可欠なように、店舗にも緊急メンテナンスが必要なときがあるでしょう。
株式会社店舗ドックは、緊急メンテナンスの会社様方とも共存共栄していくことを望んでおります。


「モッタイナイ」の言葉から始まったSDGsも、21世紀の4分の1が過ぎたいまの私たちにとって、当たり前の概念に溶け込んできたように思います。
まだ使えるものを捨てたり壊したりすることに違和感を覚えるのは、人の心の自然な動きともいえるでしょう。
メーカーがエゴによって「どんどん新しくしよう」「スクラップ&ビルドですよ」と号令を掛けることがあっても、もう私たちはうなづきません。
「修理して大切に使う」という価値観が帰ってきたことに私は喜びを覚えます。


人間の平均寿命は延びていますが、健康寿命との差が開くだけなら意味がありません。
いまは10年の差があるそうです。
つまり10年間は思うように動けないまま人生を終えていくということです。
店舗も緊急メンテナンスだけで対応していたら、健康寿命は短くなりこそすれ長くなりはしないでしょう。
「人間ドック」で自分の体を気遣うように「店舗ドック」で店舗を大切に気遣い、検査後の予防メンテナンスは、株式会社店舗ドックが擁する専門家たちにお任せください。


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